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2018年7月24日 (火)

クラシックギターの歴史について(1)

 これからしばらくの間クラシックギターの歴史などについて少々書いていきたいと思っています。宜しければお付き合い頂ければと思います。

 現代のクラシックギターは6単弦(現代の「12弦ギター」のように同時に二本の弦を弾くような形でなく単独に6本の弦を張るという形)ですが、このような形が定着したのは18終わりから19世紀初頭と考えられています。ここではそのようなギターの話を中心にするべきと思いますが、先ずは導入としてギターの起源など古い話について少し触れておきたいと思います。ギターの起源は紀元前1400〜1300年に遡ると考えられており、また初めて「ギター」という名前が文献(文学作品)に登場したのは13世紀(『薔薇物語』という文学作品に「ギターレ」という名前が出てくる)ということですが、復興されて現代でもその音に触れることのできる楽器でギターを考える上で触れておくべきものとしてはリュート、ビウェラ等があります。

 リュートはムーア人によってヨーロッパにもたらされた楽器が元になっていて、洋梨を半分に切ったような形をしています。1507年にフランチェスコ・スピナチーノの「リュートのためのタブラチュア」という曲集がヴェネツィアの出版者によって出版されましたが、これが活版印刷で出版された最初のリュート用タブラチュア曲集と考えられています。この頃のリュートは複弦6コースでしたがその後段々と弦の数も増え、調弦も変わり、18世紀には複弦13コースとなりましたが一般的な演奏のための楽器としては一度完全に姿を消しました。
 ビウェラは主にスペインで使われた楽器で調弦は6コースのルネッサンス時代のリュートと同じですが、形は8の字型で現在のギターの形に似ています。ビウェラの曲集を残した作曲家にはルイス・デ・ミラン、ルイス・デ・ナルバエス、アロンソ・ムダーラ、エンリケス・デ・バルデラバーノ、ディエゴ・ピサドール、ミゲル・デ・フエンリャーナ、エステファン・ダサがいます。
 16~18世紀におけるギターはリュートやビウェラと同様に基本的に複弦で、弦(コース)の数は4コースから次第に5コースへと変化していきました。現代では4コースギターをルネッサンスギター、5コースギターをバロックギターと呼んでいます。長くなりましたのでギターについては記事を改めます。

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