釣具屋
最近釣具屋通いをしている、というか、先週辺りから釣り具の上州屋に何度か足を運んでいます。と言っても釣りを始めた訳ではなく、19世紀ギター用の“弦”を探す為です。
今迄は19世紀ギター用の弦としては通常のクラシックギター用のローテンションの弦を使うことが多かったのですが、今月5日に19世紀ギターコンサートでご一緒させて頂いているメンバーの新年会で弦の話が出て、それがきっかけでフロロカーボンの釣糸を試してみました。これが思っていた以上に良い感じだったので、普段使う高音弦はフロロカーボンにしようと思い、上州屋で探し始めたという訳なのです。この辺の事情に詳しくない方の為に補足しますと、釣糸を弦にするというのはリュートや19世紀ギターでは良く行われていて珍しい話ではありません。
釣糸だといろいろゲージが選べる訳ですが、どのゲージが良いかは実際楽器に張ってみないとわからない面もあるので難しい。所有している黒田さんのラコートモデルは弦長630mmですが、緩めのテンションの弦にしたいと思っていて、その前提でいろいろデータを頂いたりアドバイスをもらったり調べてみたりしたことを自分なりに検討してみた結果、取り敢えず
1弦:シーガー グランドマックス 10号
2弦:シーガーエース 14号
3弦:シーガーエース 20号
でいってみることにしました。
で、八王子、浦和、池袋、渋谷、とレッスンのついで等に四ヵ所程上州屋に行ってみたのですが、上記の糸は結構置いてない所もあって、この四ヵ所を回ってやっと上記三種類の糸が揃いました。また、シーガーは60m単位で売られていますので、一本につき4〜5000円ほどします。
現在高音弦はこのフロロカーボンを張っていますが、はっきりした音で少なくともナイロンの弦よりは良い感じです。低音は試しにハナバッハのテルツギター弦を張っていますが、暫くはこの組み合わせで様子を見てみようと思っています。
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